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この放送がアツかったレビュー!

「チェ・39歳別れの手紙」

12月30日放送分

革命の英雄、チェ・ゲバラを描いた歴史ドラマ2部作の後編。
彼がキューバ革命後もなお、すべての人々の自由のため、世界の革命を指導することに闘志を燃やし続け39年という短い生涯を閉じるまでを描いた感動巨編。

ゲバラを演じるデル・トロの熱演に脱帽!

本日は家族みんなで映画三昧の日。洋画、「チェ・39歳別れの手紙」も視聴。
前日に前編『チェ 28歳の革命』を見たのに続き、チェ・ゲバラの生涯を描いた2部作の後編。

冒頭、テレビにカストロの演説が写り、「今、世界の他の国々が僕のささやかな助力を求めている~別れの時が来たのだ」というゲバラからの<別れの手紙>が披露される。密かに独裁軍事政権下の南米ボリビアに入国しボリビア解放戦線に身を投じていくゲバラ。だがそこでは共産党の協力も、貧困と圧政に苦しんでいるはずの農民たちの共感も得られずに困窮していく。一方、アメリカの支援を受けたボリビア政府軍はレンジャー部隊を組織、ゲリラ軍の一掃を開始し…。

前編ではゲバラがカストロというカリスマ指導者を得て成功に向かい輝いていく姿が、後編では孤独な戦いを強いられ敗れていく姿が描かれる。彼の生涯を描いた作品は過去にも多く作られてきたけど、本作ではゲバラを革命のシンボルとして神格化することなく、前後編を通し淡々とその生涯の<明>と<暗>をつづっているのが良いと思う。

20世紀最大の革命家と呼ばれ、死後40年を経た今でも世界中から愛され続けるゲバラは、今でも“正義のアイコン”としてTシャツなどにその顔がプリントされているが、うちの妹弟のように「名前と顔だけは知ってるけど…」という人も多いハズ。でもこの作品を見れば、ゲバラがどんな人生を歩み現在のような革命のカリスマとなったのかがよくわかる(ちなみに妹は案の定、「この人って革命家だったんだ~」と驚いていた!)。

そんなゲバラを鬼気迫る形相で演じきったベニチオ・デル・トロの熱演が、とにかく凄い。特に後編の、ゲバラがジャングルや村をさまよい、喘息にも苦しみながらも理想のために命を捧げ続ける姿は、見ていて辛くなるほどだ。そういえば、マット・デイモンがドイツ人記者役で友情カメオ出演していたが、注意して見ていないとうっかり見逃しそうになるほどスターを排除したキャスティングも、本作の魅力かもしれない。

アメリカの大々的な支援を受けるボリビア軍と、救いに来たはずの地元民にも裏切られ、食料に医薬品、武器や弾薬さえも尽きていく革命軍。それでも「革命には、勝利か死しかない」と、使命に向かって歩み続けるゲバラの姿は痛々しくも感動を呼ぶ。

見終わった後、どうやら私以上にゲバラの生きざまに共感したらしい弟は、普段はおしゃれアイテムの1つとして着ているゲバラの顔がプリントされたTシャツを、「これからは俺の一丁羅にする!」と宣言。…すっかりゲバラのカリスマ性に心酔したみたいだ(笑)。
それにしても、こんな胸がアツくなる映画を、洋画なんて普段みないお母さんやお父さん、弟と見ることになるとは。WOWOWさまさまね。

今回長女が思いっきり映画を楽しんだのは…

毎月300本の映画が放送される。そのうち50本が新作映画(!)で、新旧の作品が網羅できる上、公開前の作品が先行放送されることも。また、シリーズものの一挙放送などもあり、イベント感覚で映画が楽しめるのも特徴。

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